錦絵三枚続き
錦絵三枚続きとは、浮世絵を3枚組み合わせ、ひとつの作品にしたものです。
浮世絵は、1枚にひとつの画題を描くのが普通で前後国芳以前にも三枚続きの浮世絵はありましたが、1枚だけ抜きだしても作品として鑑賞できるように描かれていました。これに対して国芳は、3枚揃えないと絵が完成しない作品を作ります。
その迫力。インパクトは人々を驚かせたことでしょう。
錦絵三枚続きの制作時期は、1850年前後の一時期に集中しており、円熟期に入った国芳が、それまでの常識にとらわれない新しい様式を打ち出そうとしていたことがうかがえます。