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田中本家の四季
田中本家博物館は、敷地面積約3000坪の中に3つの庭と2つの花壇があります。
田中家では、昔から春の庭、夏の庭、秋の庭といって、その季節季節を楽しんで参りました。
四季折々に変化する花々は、博物館を訪れる方々にいつも喜ばれており、その代表的場面を一部紹介いたします。
春の庭園

- 梅の花
- 最初に春を告げる梅花は紅梅、白梅、花梅の3種類があり、 3月中旬~4月中旬が見頃です。
- しだれ桜
- 樹齢200年余の老木が屋敷内に3本あり、4月20日頃が見頃となります。白のしだれ桜が2本、ピンクのしだれ桜が1本です。
夏の庭園

- 芍薬
- 赤、白、ピンク、3色の芍薬が大輪の花を咲かせます。開花は5月中旬ごろです。
- かるがも
- 5月中旬に雛が生まれ、かわいらしい姿で大庭と中庭の池を泳ぎ回ります。
- 沙羅(夏椿)
- 樹齢230年と伝えられる沙羅の樹は、梅雨の間(6月中旬~7月初旬)、白く可憐な花を咲かせます。
毎日、中庭の池面に降り注ぎ、一面沙羅の花で埋め尽くされるときもあります。 - ヘブンリ-ブルーの朝顔
- 8月中旬から10月初めまで咲きます。9月には、毎日1000輪の花を咲かせ、清々(すがすが)しい青が美しい朝顔です。
別名 天上の青とも言い曽野綾子さんの小説の題名にもなっています。
秋の庭園

- 秋の庭
- 天明年間(1780年代)に作庭された、約500坪の池泉回遊式庭園は、ドウダンツツジやモミジの紅葉が美しく、秋の庭と呼ばれています。
例年11月の第2週目~3週目が見頃です。松の緑や黄葉する木々が豊かな色調で庭を彩ります。
冬の庭園

- 冬の庭
- 雪の積もった木々が土蔵と織りなすコントラストは冬ならではの情緒をかもし出します。
雪の下では福寿草や蕗など春の訪れを待っています。
所蔵品
豪商田中本家に江戸時代より受け継がれてきた所蔵品をご紹介。
須坂藩主専用の器類、江戸・明治・大正の婚礼衣裳、田中家に訪れた画家が描いた掛軸など、田中家代々の想いとともに大切に守り伝えられてきた名品の数々お楽しみ下さい。