今回は、須坂藩のお庭焼「吉向焼」を作り上げた初代「吉向行阿」をお招きした際の饗応料理のお食事会になります。

弘化2年　須坂藩は江戸より吉向父子、弟子１１名を招きお庭焼（吉向焼）の制作を始めました。この地での作陶は９年間続き、抹茶碗、煎茶椀など茶道具を中心に、花瓶・香炉・香合・置物など多種多様な作品が作られました。
焼物だけではなく、磁器も焼成しているところからも幅広い技術をもった職人だったことがわかっています。

【江戸時代料理再現食事会】は、当時の献立帳をもとに再現した江戸時代の饗応料理を食べることができる食事会です。再現は料理だけではありません、料理を盛り付ける器も、江戸時代の陶磁器、漆器をお使いいただくことができます。

食事会の会場は、非公開にしている田中本家の主屋です。会場には田中本家伝来の品々を特別に設えさせていただきます。

食事会のあとは、田中本家当主が開催中の展覧会「豪商田中本家の雛人形」をご案内させていただきます。

日本美術を江戸時代の食文化を味わいながら体験できるイベントです。
皆様のご参加お待ちしております。